スプレッドシートで
顧客管理を作る6ステップ

Excelや紙に散らばった顧客情報を、Googleスプレッドシートにまとめる手順を、中小企業向けに6ステップで整理します。

|著者: (ラスタージ代表)|対象: 顧客管理 / スプレッドシート / 低コスト

Table of Contents

顧客管理は「高いツール」を入れる前に作れる

顧客情報がExcelや名刺、担当者の頭の中に散らばっていると、対応漏れや二重連絡が起きます。専用ツールは月額費用がかかりますが、小規模なら Google スプレッドシートで十分に始められます。

ラスタージ(Lustage)は低コストの業務システム開発を行っており、スプレッドシートとGASによる顧客管理の構築もご相談いただけます。ここでは、自分たちで作る場合の6ステップを紹介します。

ステップ1:管理する項目を最小限に決める

最初から項目を増やすと、入力されなくなります。「誰が・いつ・何をすればよいか」が分かる最小限から始めます。

  • 顧客ID、会社名、担当者名
  • 連絡先(メール・電話)
  • ステータス(見込み・商談中・契約済みなど)
  • 担当した社員、最終連絡日、次回フォロー日
  • メモ

ステップ2:1行1顧客の一覧表にする

1行が1顧客、1列が1項目の表にします。セルの結合や、1つのセルに複数の情報を詰め込むことは避けます。あとで集計や自動化をするときに、この形でないと処理できません。

顧客IDは重複しない番号にし、行を並べ替えても紐づけが崩れないようにします。

ステップ3:入力ミスを防ぐ仕組みを入れる

ステータスや担当者はプルダウン(データの入力規則)にして、表記ゆれを防ぎます。日付の列は日付形式に統一します。

フォロー期限を過ぎた行を目立たせたいときは、条件付き書式で色を付けます。見落としが減り、運用が続きやすくなります。

ステップ4:共有範囲と権限を決める

顧客情報は個人情報を含みます。編集する人・閲覧のみの人を分け、リンクを知っている全員に公開する設定は使いません。

退職・異動のたびにアクセス権を見直す担当者と、その手順も決めておきます。

ステップ5:集計とフォロー管理を足す

ステータス別の件数や、担当者別の商談数は、別シートに COUNTIF や ピボットテーブルで集計できます。次回フォロー日が今日以前の顧客だけを抽出するフィルタを用意すると、毎朝の確認が楽になります。

ステップ6:繰り返す作業をGASで自動化する

運用が回り始めたら、手作業を自動化します。たとえば問い合わせフォームの回答を顧客一覧に自動追記する、フォロー期限が近い顧客を担当者へメール通知する、といった処理です。

GAS(Google Apps Script)はGoogleアカウントで動くため、サーバー代などの月額運用費がかかりません。一方で、1回の実行時間やメール送信数に上限があるため、件数や頻度が多い場合は事前に確認します。

まとめ

最小限の項目、1行1顧客、入力規則、権限、集計、自動化の順に進めれば、無理なく顧客管理を始められます。作り込みに自信がない、既存のExcelを活かして移行したいといった場合は、ラスタージにご相談ください。

よくある質問

複数人で同時に更新するならスプレッドシートが向いています。ファイルを送り合う必要がなく、最新版が常に1つに保てます。1人で完結する小規模な管理ならExcelのままでも問題ありません。

数千件程度までは実用的です。件数が増えて動作が重くなる、同時に多数の人が更新するといった場合は、専用の顧客管理ツールやデータベースへの移行を検討します。

共有範囲を必要な人だけに絞り、閲覧のみの権限を使い分ければ運用できます。リンクを知っている全員に公開する設定は避け、退職者のアクセスは速やかに外します。

GAS(Google Apps Script)を使うと、フォームの入力を顧客一覧へ自動で追記する、フォロー期限が近い顧客をメールで通知する、といった処理を月額運用費0円で組めます。ただし1回の実行時間などに上限があります。

はい。ラスタージ(Lustage)では、現在のExcelや紙の運用を確認したうえで、スプレッドシートとGASによる低コストの顧客管理を設計・開発します。向かない規模の場合は別の構成を正直にご提案します。

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