ChatGPT・Claudeに最初に任せる業務5つ、
中小企業の始め方

AIを業務に使いたいが何から任せればよいか分からない中小企業の方へ。下書き・要約・分類・整形・手順書の5つを、プロンプト例と確認のコツつきで整理します。

|著者: (ラスタージ代表)|対象: ChatGPT / Claude / 業務効率化

Table of Contents

最初は「失敗しても困らない作業」から選ぶ

ChatGPTやClaudeを業務に入れるとき、いきなり顧客対応や経理に使うと、誤りが出たときの影響が大きくなります。最初の1か月は、人が必ず確認できて、間違っても取り返しがつく作業に限定するのが安全です。

ラスタージ(Lustage)では、DX化支援やAIチャットボット導入の相談で、まず次の判断基準で作業を選んでいます。

  • 毎週くり返していて、1回あたり10分以上かかる
  • 出力を人が読んで直せる(そのまま外部へ出さない)
  • 入力に個人情報・社外秘が含まれない、または置き換えられる

作業1:メール・お知らせ文の下書き

もっとも始めやすいのが文面の下書きです。相手・目的・伝えたい要点を箇条書きで渡し、丁寧語で3案出してもらい、人が選んで直します。

プロンプト例:「取引先に納期の1週間延長をお願いするメールを、丁寧で簡潔に書いてください。要点:理由は資材の入荷遅れ/新しい納期は○月○日/お詫びを入れる」。固有名詞や金額は人が最後に入れ直します。

作業2:議事録・長文の要約

会議メモや長い資料を渡し、「決定事項・未決事項・担当と期限」の3つに分けて整理してもらうと、読み直す時間が大きく減ります。

確認のコツは、決定事項に書かれた数字と日付だけを元メモと突き合わせることです。要約は全体を読み直すより、数字の照合のほうが短時間で済みます。

作業3:問い合わせ内容の分類

届いた問い合わせを「見積依頼・不具合・解約・その他」に分類し、優先度の案を付けてもらいます。判断はあくまで案で、振り分けは人が行います。

件数が増えたら、GASからAPIを呼び出してスプレッドシートの行ごとに自動分類する方法もあります。API利用料は従量課金なので、月の件数から目安を先に試算します。

作業4:表・データの整形

住所や会社名の表記ゆれ、日付形式の統一、列の並べ替えなど、手作業で時間のかかる整形は、AIに「ルールを守って変換する」依頼として向いています。

ただし、元データを直接上書きせず、必ずコピーに対して実行します。変換前後を並べて、無作為に10件ほど目で確認してから全体へ広げます。

作業5:マニュアル・手順書のたたき台

担当者の頭の中にある手順を箇条書きで話し、「初めての人が迷わない手順書」に整えてもらいます。属人化の解消に直結し、担当者交代への備えにもなります。

完成した手順書は、別の人に実際にその手順どおり操作してもらって、抜けを見つけます。

AI活用を始めるときの注意点と、向かないケース

個人情報・取引先の機密・未公開の財務情報は、入力しない運用を基本にします。AIの回答は誤ることがあるため、数値・日付・固有名詞・法令に関わる内容は元資料で必ず確認してください。

また、毎回正確さが求められる計算や、一字一句の誤りが許されない契約文書の作成は、AIに丸ごと任せる作業には向きません。そうした業務は、ルールを決めて動く業務システムのほうが適しています。

まとめ

最初に任せる作業は、下書き、要約、分類、整形、手順書のたたき台の5つが目安です。1業務に絞って1か月試し、効果を時間で記録してから広げると、無駄な投資を避けられます。

ラスタージは、AIチャットボットの導入支援から、GASとAIを組み合わせた業務の自動化まで、低コストで対応しています。どの作業から始めるか迷う段階でもご相談ください。

よくある質問

失敗しても影響が小さく、人が最後に確認できる作業から始めます。メールの下書き、議事録の要約、問い合わせの分類、表の整形、マニュアルのたたき台が代表例です。

試す段階では無料版でも構いません。業務で継続して使う場合は、入力内容が学習に使われない設定や、組織向けプランの規約を必ず確認してください。プランの内容は変わるため、各社の公式情報で確認するのが確実です。

原則として入力しない運用をお勧めします。氏名・電話番号・住所などは記号に置き換えてから入力し、結果を戻すときに元へ戻す方法があります。社内ルールは「ChatGPT・Claudeの業務利用ルール」の記事で解説しています。

AIは自信のある口調で誤ることがあります。数値・日付・固有名詞・法令に関わる部分は必ず人が元資料と照らして確認し、そのまま顧客へ送らない流れにしておきます。

できます。GAS(Google Apps Script)からAPIを呼び出せば、スプレッドシートの内容を自動で要約・分類できます。API利用料は従量課金のため、事前に件数から目安を試算します。

ITに詳しい人よりも、対象業務を一番よく知る現場の人が向いています。試す範囲を1業務に絞り、結果を1か月ほど記録して判断すると、無駄な投資を避けられます。

はい。ラスタージ(Lustage)は、AIチャットボットの導入支援、GASとAIを組み合わせた業務の自動化、DX化支援を低コストで行っています。月額運用費がかからない構成で足りるかどうかも、先に正直にお伝えします。

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