スプレッドシートで
経費精算管理を作る5ステップ
社員の経費精算の申請・承認・集計を、Googleスプレッドシートにまとめる手順を、中小企業向けに5ステップで整理します。
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経費精算は「1申請1行」の台帳から作る
紙の領収書やメールでの申請は、承認の状況が見えず、月末に確認と集計が集中します。1申請を1行で記録する台帳を作り、ステータスと承認者を必ず残すと、誰の申請が止まっているかがすぐ分かります。
ラスタージ(Lustage)は低コストの業務システム開発とDX化支援を行っており、経費精算管理の構築もご相談いただけます。ここでは、自分たちで作る場合の5ステップを紹介します。
ステップ1:申請台帳の項目を決める
申請番号、申請日、申請者、利用日、金額、勘定科目、支払先、目的、領収書リンク、承認者、ステータスを基本の項目とします。項目を増やしすぎると入力されなくなるため、最初は10項目前後に絞ります。
目的欄は一言でよいので必須にします。後から経費の妥当性を確認するときに役立ちます。
- 申請番号、申請日、申請者、利用日
- 金額、勘定科目、支払先、目的
- 領収書リンク、承認者、ステータス
- 差戻し理由、支払日
ステップ2:ステータスと入力規則を設計する
ステータスは「申請中・承認済・差戻し・支払済」の4つ程度に絞り、プルダウンにします。勘定科目もプルダウンにして表記ゆれを防ぎ、金額は数値のみ、利用日は日付のみ入力できる入力規則にします。
申請者が自分の行だけを編集できるようにしたい場合は、入力用のフォームを別に用意し、台帳は管理者だけが編集する構成にすると安全です。
ステップ3:未承認の申請をGASで通知する
毎朝GASを実行し、申請から3日以上たっても「申請中」のままの行を承認者別にメールで知らせます。時間主導型トリガーを設定すれば、人が確認しなくても動きます。
GASはGoogleアカウントで動くため、サーバー代などの月額運用費がかかりません。一方で、1回の実行時間やメール送信数にはGoogleの上限があるため、承認者ごとに1通へまとめて送る作りにします。
function notifyPendingExpenses() {
const sheet = SpreadsheetApp.getActive().getSheetByName('申請台帳');
const rows = sheet.getDataRange().getValues().slice(1);
const limit = new Date();
limit.setDate(limit.getDate() - 3);
// A=申請番号 B=申請日 C=申請者 E=金額 J=承認者メール K=ステータス
const pending = rows.filter(r => r[10] === '申請中' && r[1] instanceof Date && r[1] < limit);
const byApprover = {};
pending.forEach(r => { (byApprover[r[9]] = byApprover[r[9]] || []).push(`${r[0]} ${r[2]} ${r[4]}円`); });
Object.keys(byApprover).forEach(mail => {
MailApp.sendEmail(mail, '【経費精算】承認待ちの申請があります', byApprover[mail].join('\n'));
});
}ステップ4:月次で勘定科目別・申請者別に集計する
承認済・支払済の申請を、勘定科目別と申請者別にSUMIFSで集計すると、月ごとの経費の傾向が分かります。集計は別シートに作り、台帳を直接触らないようにします。
締め日を決め、締め後に追加された申請は翌月分として扱うルールを台帳の先頭に書いておくと、集計のやり直しが減ります。
// 勘定科目(F列)別の承認済・支払済の合計(E列)
=SUMIFS(申請台帳!E:E, 申請台帳!F:F, "交通費", 申請台帳!K:K, "支払済")
// 月の絞り込みは利用日(D列)を条件に追加する
=SUMIFS(申請台帳!E:E, 申請台帳!F:F, "交通費", 申請台帳!D:D, ">="&DATE(2026,10,1), 申請台帳!D:D, "<"&DATE(2026,11,1))ステップ5:領収書の保管ルールを決めて見直す
領収書は撮影またはPDFにしてGoogleドライブの共有フォルダに保存し、申請行にリンクを残します。ファイル名は「申請番号_日付」のようにそろえると探しやすくなります。
保存期間や電子保存の要件は税務・法令で定められているため、顧問の税理士など専門家に確認してください。申請者が増えて同時編集が増えたり、会計ソフトと自動連携したくなったりした場合は、専用サービスや個別開発に移行する時期です。ここまで固めた項目が、そのまま要件になります。
まとめ
1申請1行の台帳、ステータスと入力規則、未承認の通知、月次集計、領収書の保管ルールの順に進めれば、無理なく経費精算の管理を始められます。承認の経路が複雑な場合や、会計ソフトと連携させたい場合は、ラスタージにご相談ください。
よくある質問
申請者が数人〜数十人、月の申請が数十〜数百件程度なら運用できます。会計ソフトへの自動連携や電子帳簿保存法への厳密な対応が必要になったら、経費精算の専用サービスも比較してください。
申請行に領収書の画像やPDFが入ったGoogleドライブのリンクを残す方法が手軽です。保存方法や期間は税務・法令の要件があるため、顧問の税理士など専門家に確認して決めてください。
ステータス列を「申請中・承認済・差戻し・支払済」のプルダウンにし、申請中のまま数日たった行をGASで承認者へ毎朝メール通知します。
勘定科目はプルダウンにして自由入力を禁止します。分類が難しい場合はAIで候補を出す方法もありますが、最終確認は人が行う運用にしてください。
はい。ラスタージ(Lustage)では、現在の申請・承認の流れを確認したうえで、スプレッドシートとGASによる低コストの経費精算管理を構築します。向かない規模の場合は別の構成を正直にご提案します。
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ラスタージ(Lustage)は、低コストの業務システム開発・DX化支援・AIチャットボット導入・GAS開発・Webサイト制作を、月額運用費0円の仕組みで承っています。
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