AIにLP制作を依頼する
プロンプトの書き方

Claude CodeなどのAIに思い通りのLP(ランディングページ)を作ってもらうためのプロンプト(指示文)の書き方を、そのまま使える実例つきで解説します。曖昧な指示との違い、伝えるべき5要素、修正依頼のコツまで紹介します。

|対象: AIでLPを作りたい方 / プロンプト初心者
01

プロンプトとは何か

プロンプト(指示文)とは、AIに「何をしてほしいか」を伝える文章のことです。Claude CodeのようなAIにLPを作ってもらうとき、あなたが書くこの指示文の質が、そのまま仕上がりの質を決めます。 コードを書く必要はありません。代わりに、頭の中にある「こういうLPを作りたい」というイメージを、AIが理解できる言葉に翻訳する。これがプロンプトの役割です。

ここがポイント

プロンプトは「呪文」ではなく「発注書」です。デザイナーに依頼するとき、目的も載せる内容も伝えずに良いものが上がってこないのと同じで、AIにも「伝えるべきことを、順序立てて伝える」だけで結果は大きく変わります。
02

良い指示・悪い指示の違い

同じ「LPを作って」でも、書き方ひとつで返ってくるものは別物になります。まずは典型的な悪い指示と、それを良い指示に直した例を見比べてみましょう。

観点悪い指示(曖昧)良い指示(具体的)
目的いい感じのLPを作って無料相談の申し込みを増やすためのLPを作って
ターゲット(指定なし)個人事業主で、集客に悩んでいる30〜40代向け
載せる内容よしなにお願い強み3つ・料金・お客様の声・よくある質問を入れて
雰囲気おしゃれにして白基調で余白広め、写真を大きく、信頼感のある印象で
ゴール(指定なし)最後に「無料で相談する」ボタンを置いて

違いは「AIに判断を丸投げしているか、あなたが判断を済ませて渡しているか」です。曖昧な指示ほどAIは無難な平均点を返し、具体的な指示ほどあなたのイメージに近づきます。

03

LP制作で伝えるべき5つの要素

何を書けばいいか迷ったら、次の5つを埋めるだけで十分に伝わるプロンプトになります。逆に言えば、この5つが揃っていない指示はどこかで迷走します。

01

目的(ゴール)

問い合わせ・購入・登録など、達成したい行動を1つに絞る

02

ターゲット(誰に)

年齢・職業・悩みなど、読む人物像を具体的に描く

03

載せる要素

強み・料金・実績・お客様の声など、入れたい内容を列挙する

04

デザインの雰囲気

配色・余白・写真の使い方など、目指す印象を言葉にする

05

行動導線(CTA)

最後にどのボタンを押してほしいかを明示する

覚え方

誰に・何のために・何を載せ・どんな雰囲気で・どう動いてほしいか」。この5つを箇条書きにして渡すだけで、プロンプトの骨格は完成します。
04

そのまま使えるプロンプト例

実際にClaude Codeへ打ち込む指示文の例を紹介します。まずは新しくLPをゼロから作ってもらうときの、最初の1通です。5つの要素がどう組み込まれているかに注目してください。

Prompt to Claude Code
ヨガ教室の体験レッスン申し込みを増やすためのLP(ランディングページ)を1枚作ってください。

■ ターゲット
運動不足を感じている30〜40代の女性。ジムは続かなかった人。

■ 載せたい要素
・キャッチコピー(初心者でも安心して通える点を強調)
・教室の3つの強み(少人数制/駅近/未経験歓迎)
・体験レッスンの料金と流れ
・受講者の声を2〜3件
・よくある質問
・アクセスと地図

■ デザインの雰囲気
白とやわらかいグリーンを基調に、余白を広く取ってリラックスした印象。写真は大きめに使う。

■ ゴール
ページ内の複数箇所と最後に「体験レッスンを申し込む」ボタンを置いてください。まずはスマホで見やすい構成でお願いします。

次は、すでにある内容(原稿)を渡して形にしてもらうパターンです。文章がある程度決まっているときは、それを貼り付けて構成を任せると早く進みます。

Prompt to Claude Code
以下の原稿を使って、サービス紹介のLPを作ってください。

【見出し】
写真整理を、まるごと代行します

【本文】
「いつか整理しよう」で溜まった何千枚もの写真を、プロが1枚ずつ選別・アルバム化します。……(ここに原稿を貼り付け)

作ってほしい構成:
1. ファーストビュー(見出し+申し込みボタン)
2. こんなお悩みありませんか(3つ)
3. サービスの流れ(4ステップ)
4. 料金プラン(3種類の表)
5. お客様の声
6. 申し込みフォームへの導線

トーンは信頼感のある落ち着いた印象で、文字は読みやすい大きさにしてください。まずはPCとスマホ両方で崩れない形でお願いします。

コツ

記号(■ や番号)で情報を区切ると、AIが要素を取り違えにくくなります。長文を1段落で書くより、見出しごとに分けた箇条書きのほうが正確に伝わります。
05

デザインの雰囲気を言葉で伝えるコツ

「おしゃれに」「かっこよく」は、人によって思い浮かべるものが違うため伝わりません。感覚的な言葉を、AIが再現できる具体的な要素に分解するのがコツです。

伝えたい印象伝わらない言い方伝わる言い方
高級感おしゃれにして黒を基調に余白を広く、文字を細めにして上品に
親しみやすさかわいくして丸みのある角と明るい色、手書き風の見出しで柔らかく
信頼感ちゃんとした感じで青系の落ち着いた配色、整列を揃え、実績を数字で見せる

伝えるときは「配色」「余白の広さ」「文字の大きさ・太さ」「写真の使い方」「角の丸み」といった軸に沿って言葉にすると、イメージがぶれずに届きます。参考サイトがあれば「◯◯のような雰囲気で、特に余白の取り方を真似して」と添えるとさらに正確です。

06

修正を依頼するときの書き方

一発で理想通りになることは稀です。むしろLP制作の本番は、できあがったものを対話しながら詰めていく修正のフェーズにあります。修正指示は「対象・現状・希望」をセットで伝えるのが基本です。

  1. 1

    ① どこを(対象)

    「見出し」「申し込みボタン」など、変えたい箇所を名指しする

  2. 2

    ② 今どうなっていて(現状)

    「文字が小さい」「色が薄くて目立たない」など、気になる点を言う

  3. 3

    ③ どうしたいか(希望)

    「1.5倍大きく」「濃い緑に」など、望む状態を具体的に伝える

Prompt to Claude Code
何点か直してください。

・ファーストビューの見出しが小さいので、1.5倍くらい大きくして目立たせてください。
・「申し込む」ボタンの色が背景に埋もれているので、濃いオレンジに変えてください。
・お客様の声のセクションが縦に間延びしているので、余白を詰めて2列に並べてください。
・スマホで見たときに文字が画面端に寄っているので、左右にもう少し余白を取ってください。

よくある失敗

「なんか違う」「もっといい感じに」だけでは、AIは何を直せばいいか判断できません。「どこが・どう・どうなってほしいか」を一つずつ挙げれば、修正は驚くほどスムーズになります。
07

やりがちなNG指示

最後に、初心者がつまずきやすい指示のパターンをまとめます。心当たりがあれば、次の指示から直してみてください。

  • 「いい感じに作って」で丸投げする — 目的とターゲットだけでも先に決めて渡す
  • 目的を2つも3つも詰め込む — LPのゴールは1つに絞ると成果が出やすい
  • 一度にすべてを細かく指定しすぎる — まず大枠を作り、細部は修正で詰める
  • 「おしゃれ」「かっこいい」など主観的な言葉だけで済ませる — 配色や余白に分解して伝える
  • スマホ表示を指示に含めない — 「スマホで見やすく」を必ず一言添える
  • うまくいかない指示を何度も繰り返す — 言い方を変えず、具体的な数値や基準を足す
08

まとめ:型に沿えば伝わる

思い通りのLPを作ってもらう秘訣は、特別な言い回しではありません。「目的・ターゲット・載せる要素・雰囲気・行動導線」の5つを具体的に伝え、あとは対話で詰めていく。この型さえ押さえれば、プログラミング未経験でもAIに正確に意図を届けられます。 まずは今回のプロンプト例をコピーして、自分の商品やサービスに置き換えるところから始めてみてください。

次に読む

AIでLPのコピー・構成を作る方法へ進むと、そもそも何を書けばいいかという中身づくりのコツがわかります。

よくある質問

長さよりも「必要な情報が漏れていないか」が大切です。目的・ターゲット・載せる要素・デザインの雰囲気・行動してほしいことの5つが入っていれば、数行でも十分に伝わります。逆に、これらが抜けたまま長文を書いても意図は伝わりません。まずは箇条書きで要点を並べ、それをそのまま渡すのがおすすめです。

できます。「ヘッダー」「CTA」などの専門用語を使わなくても、「一番上に大きな見出し」「問い合わせボタン」のように普段の言葉で伝えれば、AIが適切な形に変換してくれます。用語が思い浮かばないときは、やりたいことを具体的な動作や見た目で説明するのがコツです。

最初に全体像(目的・構成・雰囲気)をまとめて伝え、その後は「ここをこう変えて」と1点ずつ調整するのが効率的です。いきなり細部まで一度に指定すると、思っていた方向とずれたときに修正箇所が多くなります。大枠を先に固め、そこから対話で詰めていきましょう。

「◯◯のような雰囲気で」とサイト名やURLを挙げつつ、どの点が良いのか(余白の広さ、配色、文字の大きさなど)を具体的に添えると伝わりやすくなります。単に「おしゃれにして」と言うより、「白を基調に余白を広く、写真を大きく使って」のように、良いと感じた要素を分解して言葉にするのがポイントです。

「良くない」だけでは伝わらないため、どこがどう違うのかを具体的に指摘します。「見出しの文字が小さいので1.5倍大きく」「ボタンの色が目立たないので濃い色に」のように、対象・現状・希望をセットで伝えると一発で直りやすくなります。うまくいかない指示は、たいてい主語や基準が曖昧になっています。

AIを使ったLP制作を
相談する。

「プロンプトの型はわかったが自社のLPに落とし込みたい」「まず一緒に作ってほしい」など、AIを活用したLP制作をご相談いただけます。

LP制作の全体像を見る