AIにLP制作を依頼する
プロンプトの書き方
Claude CodeなどのAIに思い通りのLP(ランディングページ)を作ってもらうためのプロンプト(指示文)の書き方を、そのまま使える実例つきで解説します。曖昧な指示との違い、伝えるべき5要素、修正依頼のコツまで紹介します。
Table of Contents
プロンプトとは何か
プロンプト(指示文)とは、AIに「何をしてほしいか」を伝える文章のことです。Claude CodeのようなAIにLPを作ってもらうとき、あなたが書くこの指示文の質が、そのまま仕上がりの質を決めます。 コードを書く必要はありません。代わりに、頭の中にある「こういうLPを作りたい」というイメージを、AIが理解できる言葉に翻訳する。これがプロンプトの役割です。
ここがポイント
良い指示・悪い指示の違い
同じ「LPを作って」でも、書き方ひとつで返ってくるものは別物になります。まずは典型的な悪い指示と、それを良い指示に直した例を見比べてみましょう。
| 観点 | 悪い指示(曖昧) | 良い指示(具体的) |
|---|---|---|
| 目的 | いい感じのLPを作って | 無料相談の申し込みを増やすためのLPを作って |
| ターゲット | (指定なし) | 個人事業主で、集客に悩んでいる30〜40代向け |
| 載せる内容 | よしなにお願い | 強み3つ・料金・お客様の声・よくある質問を入れて |
| 雰囲気 | おしゃれにして | 白基調で余白広め、写真を大きく、信頼感のある印象で |
| ゴール | (指定なし) | 最後に「無料で相談する」ボタンを置いて |
違いは「AIに判断を丸投げしているか、あなたが判断を済ませて渡しているか」です。曖昧な指示ほどAIは無難な平均点を返し、具体的な指示ほどあなたのイメージに近づきます。
LP制作で伝えるべき5つの要素
何を書けばいいか迷ったら、次の5つを埋めるだけで十分に伝わるプロンプトになります。逆に言えば、この5つが揃っていない指示はどこかで迷走します。
目的(ゴール)
問い合わせ・購入・登録など、達成したい行動を1つに絞る
ターゲット(誰に)
年齢・職業・悩みなど、読む人物像を具体的に描く
載せる要素
強み・料金・実績・お客様の声など、入れたい内容を列挙する
デザインの雰囲気
配色・余白・写真の使い方など、目指す印象を言葉にする
行動導線(CTA)
最後にどのボタンを押してほしいかを明示する
覚え方
そのまま使えるプロンプト例
実際にClaude Codeへ打ち込む指示文の例を紹介します。まずは新しくLPをゼロから作ってもらうときの、最初の1通です。5つの要素がどう組み込まれているかに注目してください。
ヨガ教室の体験レッスン申し込みを増やすためのLP(ランディングページ)を1枚作ってください。
■ ターゲット
運動不足を感じている30〜40代の女性。ジムは続かなかった人。
■ 載せたい要素
・キャッチコピー(初心者でも安心して通える点を強調)
・教室の3つの強み(少人数制/駅近/未経験歓迎)
・体験レッスンの料金と流れ
・受講者の声を2〜3件
・よくある質問
・アクセスと地図
■ デザインの雰囲気
白とやわらかいグリーンを基調に、余白を広く取ってリラックスした印象。写真は大きめに使う。
■ ゴール
ページ内の複数箇所と最後に「体験レッスンを申し込む」ボタンを置いてください。まずはスマホで見やすい構成でお願いします。次は、すでにある内容(原稿)を渡して形にしてもらうパターンです。文章がある程度決まっているときは、それを貼り付けて構成を任せると早く進みます。
以下の原稿を使って、サービス紹介のLPを作ってください。
【見出し】
写真整理を、まるごと代行します
【本文】
「いつか整理しよう」で溜まった何千枚もの写真を、プロが1枚ずつ選別・アルバム化します。……(ここに原稿を貼り付け)
作ってほしい構成:
1. ファーストビュー(見出し+申し込みボタン)
2. こんなお悩みありませんか(3つ)
3. サービスの流れ(4ステップ)
4. 料金プラン(3種類の表)
5. お客様の声
6. 申し込みフォームへの導線
トーンは信頼感のある落ち着いた印象で、文字は読みやすい大きさにしてください。まずはPCとスマホ両方で崩れない形でお願いします。コツ
デザインの雰囲気を言葉で伝えるコツ
「おしゃれに」「かっこよく」は、人によって思い浮かべるものが違うため伝わりません。感覚的な言葉を、AIが再現できる具体的な要素に分解するのがコツです。
| 伝えたい印象 | 伝わらない言い方 | 伝わる言い方 |
|---|---|---|
| 高級感 | おしゃれにして | 黒を基調に余白を広く、文字を細めにして上品に |
| 親しみやすさ | かわいくして | 丸みのある角と明るい色、手書き風の見出しで柔らかく |
| 信頼感 | ちゃんとした感じで | 青系の落ち着いた配色、整列を揃え、実績を数字で見せる |
伝えるときは「配色」「余白の広さ」「文字の大きさ・太さ」「写真の使い方」「角の丸み」といった軸に沿って言葉にすると、イメージがぶれずに届きます。参考サイトがあれば「◯◯のような雰囲気で、特に余白の取り方を真似して」と添えるとさらに正確です。
修正を依頼するときの書き方
一発で理想通りになることは稀です。むしろLP制作の本番は、できあがったものを対話しながら詰めていく修正のフェーズにあります。修正指示は「対象・現状・希望」をセットで伝えるのが基本です。
- 1
① どこを(対象)
「見出し」「申し込みボタン」など、変えたい箇所を名指しする
- 2
② 今どうなっていて(現状)
「文字が小さい」「色が薄くて目立たない」など、気になる点を言う
- 3
③ どうしたいか(希望)
「1.5倍大きく」「濃い緑に」など、望む状態を具体的に伝える
何点か直してください。
・ファーストビューの見出しが小さいので、1.5倍くらい大きくして目立たせてください。
・「申し込む」ボタンの色が背景に埋もれているので、濃いオレンジに変えてください。
・お客様の声のセクションが縦に間延びしているので、余白を詰めて2列に並べてください。
・スマホで見たときに文字が画面端に寄っているので、左右にもう少し余白を取ってください。よくある失敗
やりがちなNG指示
最後に、初心者がつまずきやすい指示のパターンをまとめます。心当たりがあれば、次の指示から直してみてください。
- 「いい感じに作って」で丸投げする — 目的とターゲットだけでも先に決めて渡す
- 目的を2つも3つも詰め込む — LPのゴールは1つに絞ると成果が出やすい
- 一度にすべてを細かく指定しすぎる — まず大枠を作り、細部は修正で詰める
- 「おしゃれ」「かっこいい」など主観的な言葉だけで済ませる — 配色や余白に分解して伝える
- スマホ表示を指示に含めない — 「スマホで見やすく」を必ず一言添える
- うまくいかない指示を何度も繰り返す — 言い方を変えず、具体的な数値や基準を足す
まとめ:型に沿えば伝わる
思い通りのLPを作ってもらう秘訣は、特別な言い回しではありません。「目的・ターゲット・載せる要素・雰囲気・行動導線」の5つを具体的に伝え、あとは対話で詰めていく。この型さえ押さえれば、プログラミング未経験でもAIに正確に意図を届けられます。 まずは今回のプロンプト例をコピーして、自分の商品やサービスに置き換えるところから始めてみてください。
次に読む
よくある質問
長さよりも「必要な情報が漏れていないか」が大切です。目的・ターゲット・載せる要素・デザインの雰囲気・行動してほしいことの5つが入っていれば、数行でも十分に伝わります。逆に、これらが抜けたまま長文を書いても意図は伝わりません。まずは箇条書きで要点を並べ、それをそのまま渡すのがおすすめです。
できます。「ヘッダー」「CTA」などの専門用語を使わなくても、「一番上に大きな見出し」「問い合わせボタン」のように普段の言葉で伝えれば、AIが適切な形に変換してくれます。用語が思い浮かばないときは、やりたいことを具体的な動作や見た目で説明するのがコツです。
最初に全体像(目的・構成・雰囲気)をまとめて伝え、その後は「ここをこう変えて」と1点ずつ調整するのが効率的です。いきなり細部まで一度に指定すると、思っていた方向とずれたときに修正箇所が多くなります。大枠を先に固め、そこから対話で詰めていきましょう。
「◯◯のような雰囲気で」とサイト名やURLを挙げつつ、どの点が良いのか(余白の広さ、配色、文字の大きさなど)を具体的に添えると伝わりやすくなります。単に「おしゃれにして」と言うより、「白を基調に余白を広く、写真を大きく使って」のように、良いと感じた要素を分解して言葉にするのがポイントです。
「良くない」だけでは伝わらないため、どこがどう違うのかを具体的に指摘します。「見出しの文字が小さいので1.5倍大きく」「ボタンの色が目立たないので濃い色に」のように、対象・現状・希望をセットで伝えると一発で直りやすくなります。うまくいかない指示は、たいてい主語や基準が曖昧になっています。
AIを使ったLP制作を
相談する。
「プロンプトの型はわかったが自社のLPに落とし込みたい」「まず一緒に作ってほしい」など、AIを活用したLP制作をご相談いただけます。